
共生・多様性・アクセシビリティについて考えるトーク 要事前申込・先着順
6年目を迎えるCONNECT⇄_の過去5年間を振り返り、CONNECT⇄_が目指す「共生」とはどういう状況なのかについて、ゲストと共に改めて考えるトークイベントです。
第一部ではCONNECT⇄_参加施設のスタッフが過去5年間を振り返り、第二部ではアクセシビリティの専門家らがCONNECT⇄_の過去の活動を踏まえて、改めて文化施設における「共生」について再考します。
※ CONNECT⇄_では過去、さまざまな切り口で「共生」について考えるトークイベントを実施してきました。
過去のトークやプログラムのアーカイブは、CONNECT⇄_Youtubeチャンネルの再生リストからご覧いただけます
テーマとスケジュール
①12月14日(日)11:00〜12:30「CONNECT⇄_の5年間をふりかえる」
アートを通して多様性や共生社会のありかたについて、障害のある方もない方も共に考え、語り合い、実践するプロジェクトとして2020年に始まったCONNECT⇄_。障害の有無に関わらず誰もが気軽に文化・芸術にアクセスし、一緒に楽しむことのできるプログラムを目指して、この5年間でさまざまな試行錯誤を重ねてきました。CONNECT⇄_に実際に携わるスタッフが、過去5年間の取組について振り返るとともに、今後について語り合います。
出演:小倉由佳子(ロームシアター京都 プログラムディレクター)、影山侑恵(京都市京セラ美術館 学芸員)、坂本英房(京都市動物園 シニアアドバイザー)、松山沙樹(京都国立近代美術館 学芸課 研究員)、林屋祐子(モデレーター/京都新聞文化部)
定員:70名(先着順、空きがあれば当日参加可能)
②12月14日(日)14:30〜16:00「文化施設における『共生』をいま再考する」
CONNECT⇄_がこれまで取り組んできた活動について、外部ゲストの専門家が、アクセシビリティやコミュニティ形成などさまざまな方向から意見を交わし、文化施設における「共生」について改めて再考します。
出演:河合翔(立命館大学生存学研究センター 客員研究員)、竹内利夫(徳島県立近代美術館 上席学芸員)、田中みゆき(キュレーター/アクセシビリティ研究/社会福祉士)、塩瀬隆之(モデレーター/京都大学総合博物館 准教授)
定員:70名(先着順、空きがあれば当日参加可能)
※出演者は50音順
登壇者プロフィール
小倉由佳子(おぐら ゆかこ)ロームシアター京都プログラムディレクター。2008年から2013年までアイホールディレクターとして主にダンス公演やワークショップを企画制作。フリーランスの舞台制作者を経て、2016年よりロームシアター京都勤務、2021年4月より現職。
影山 侑恵(かげやま ゆきえ)京都市京セラ美術館ラーニング担当学芸員。2021年から同美術館に勤務し、主にコレクションルームの展示に携わる。2025年から現職。美術館に親しんでもらうための新しい取り組みを鋭意企画中。CONNECT⇄_には今年度から関わる。
坂本 英房(さかもと ひでふさ)京都市動物園 シニアアドバイザー。獣医師で学芸員。1960年福岡生まれ。山口大学院農学研究科獣医学専攻修了。福岡市役所での勤務を経て、1988年から京都市動物園に勤務。最初の6年間は動物飼育に、その後は獣医師として臨床に携わるとともに学芸員として教育普及活動にも従事。2020年4月から2024年3月末まで園長を務め、同年4月から動物園シニアアドバイザーとして勤務。CONNECT⇄_には第1回から関わる。
松山 沙樹(まつやま さき)撮影:成田舞 京都国立近代美術館 学芸課 研究員。大学時代に西洋美術史を学びながら博物館ボランティアに従事した経験から、ミュージアムという場の可能性に関心を持ち、英国にて美術館教育を学ぶ。2015年より、京都国立近代美術館の教育普及担当として、学校連携やワークショップなどを通してさまざまな人たちと協働しながら美術館での体験をときほぐす取組みを続けている。CONNECT⇄_には第1回から関わる。
林屋 祐子(はやしや ゆうこ/モデレーター)京都新聞 文化部。1993年京都新聞社入社。主催展覧会の企画に携わる。新聞紙面制作のほか、文化イベント・NIE講座の運営を行う。現在は文化部で美術分野の記事執筆を担当。
河合 翔(かわい しょう)立命館大学生存学研究センター客員研究員。1986年大阪生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了(人間科学博士)。生まれつき脳性麻痺。2024年からNHKEテレ番組「toi-toi」出演中。NPO法人「月と風と」チャリティーショップ「ふくる」車イス店員として勤務。
竹内 利夫(たけうち としお)徳島県立近代美術館上席学芸員。徳島県立近代美術館オープン時より同館に勤務。主に版画・デザイン関係の展示を担当。こども鑑賞クラブ、誰もが楽しめる鑑賞プログラムの開発、ユニバーサルミュージアム事業に力を注いでいる。サイン提案や演劇を取り入れた鑑賞プログラムなどミュージアムにおけるコミュニケーションの可能性を広げる仕事がしたい。
田中 みゆき(たなか みゆき)キュレーター/アクセシビリティ研究/社会福祉士。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、カテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の⾒⽅や捉え⽅を鑑賞者とともに再考する。主な仕事に、「ルール?展」(21_21 DESIGN SIGHT、2021年)、展覧会「語りの複数性」(東京都公園通りギャラリー、2021年)、『⾳で観るダンスのワークインプログレス』(2017-2020年)など。主な著書に、『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある⼈の経験と⽂化から考える』(リトルモア)がある。
塩瀬 隆之(しおせ たかゆき/モデレーター)京都大学総合博物館研究部情報発信系准教授。京都大学大学院工学研究科修了。機械学習による熟練技能伝承システムに関する研究で博士(工学)。経済産業省産業技術政策課 課長補佐(技術戦略)を経て2014年7月より京都大学総合博物館准教授に復職。NHK Eテレ「カガクノミカタ」番組制作委員。文化庁文化審議会博物館部会委員、2025年大阪・関西万博政府日本館基本構想有識者ほか。著書に『問いのデザイン』『インクルーシブデザイン』(学芸出版社)ほか。
日程 | ①12月14日(日)11:00~12:30、②12月14日(日)14:30~16:00 |
---|---|
会場 | 京都国立近代美術館 1階講堂 |
定員 | 各回70名(先着順、空きがあれば当日参加可能) |
応募 | ※「CONNECT⇄_の5年間をふりかえる」 ※「文化施設における『共生』をいま再考する」 ※オンラインでの申し込みができない方は、お電話、またはFAXにて対応させていただきますので、事務局までご連絡ください。(TEL:075-255-9757〔平日10:00~17:00〕、FAX:075-255-9763) |
会場地図
- 京都国立近代美術館京都市左京区岡崎円勝寺町26-1