オンラインシンポジウム
文化施設へのアクセシビリティ
を考える

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文化施設へのアクセシビリティを考える

「CONNECT⇄ 」では、京都・岡崎地域の美術館、劇場、図書館、動物園がそれぞれの文化施設の個性を生かしながら、障害のある・なしに関わらずさまざまな方が参加できる展示やワークショップを企画しています。共生・多様性について関心を深めるというテーマのもとで、岡崎地域の文化施設が協働するのは今回が初めての機会です。
ところで文化庁の調査では、障害のある方の文化芸術の鑑賞機会は障害のない方に比べて低い割合にとどまっています。その背景には美術館等における障害者対応への知識やノウハウの不足が指摘されており、研修機会の提供や文化関係機関と福祉団体の連携の必要性が求められています。
こうした状況を踏まえ、「CONNECT⇄ 」では、岡崎地域の文化施設の職員が、アクセシビリティ〔利用のしやすさ〕の向上について共に考える勉強会を行うこととしました。本シンポジウムは、この勉強会を一般の方も聴講が可能な「オンライン・シンポジウム」として開催するものです。当日の様子はウェブサイト上で生配信するほか、後日、アーカイブ映像を公開いたします。講師に、京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特命教授のジュリア・カセムさん、国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎さん、としま区長センター・野外劇場運営室長の岸本匡史さんをお招きし、障害のある方の表現活動、また障害のある方とない方が芸術を楽しむためのデザインといった観点に触れながら、それぞれの立場からお話をうかがいます。

12月18日(金)午後2時~LIVE配信
※LIVE配信は終了しました。
現在はアーカイブをご覧いただけます。なお、冒頭音声トラブルが生じているため、4:00からご覧ください。

登壇者紹介

京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特命教授
ジュリア・カセムJulia Cassim

マンチェスター・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインおよび東京芸術大学で美術を学ぶ。インクルーシブ・デザインの国際的権威。1984年から1999年まで、ジャパンタイムズ紙のアート・コラムニストとして活動すると共に、視覚障害のある観客向けの展覧会をキュレーションし、受賞。2000年にはロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の「Helen Hamlyn Centre for Design」に参加し「Challenge Workshops」(障がい者とデザイナーが一緒にデザインを考えるプログラム)を実施。これは2010年のビクトリア&アルバート博物館で展覧会の主題であり、Design Week誌により、その年のデザイン界に最も影響を与えた50名に選出された。2014年5月より京都工芸繊維大学の特任教授に就任し、KYOTO D-Lab を設立。

国立民族学博物館 准教授
広瀬浩二郎Kojiro Hirose

1967年東京都生まれ。国立民族学博物館准教授。13歳の時に失明。専門は日本宗教史、触文化論。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、"さわる"をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。『それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!』(小さ子社)など、著書多数。

公益財団法人としま未来文化財団 としま区民センター・野外劇場運営課長
岸本匡史Masashi Kishimoto

豊島区立の劇場「あうるすぽっと」にて舞台、展示、WSなど企画制作、障害のある方との共同制作、劇場でのアクセシビリティなど手がける。日英バングラデシュの障害者による共同制作企画など携わり、現在はSDGsの視点を持って、芸術と福祉の連携事業を検討している。 特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事 特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)理事 pen Arts Networkメンバー

⽇程 2020年12月18日(金)午後2時~3時30分(ライブ配信)
※「CONNECT⇄ 」会期後に、アーカイブ映像を本ウェブサイトにて公開いたします。
企画 文化庁、京都国立近代美術館

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